第29回研究集会 概要

第29回精神神経内分泌免疫学研究会(PNEI)研究集会
日時:2023年7月8日(土) 14:00〜17:10(受付開始13:30)
主催:公益社団法人日本心理学会 精神神経内分泌免疫学研究会
代表:永岑 光恵 (東京工業大学リーダーシップ教育院/リベラルアーツ研究教育院)
会場:ハイブリッド開催(対面とオンラインの併用による開催)
    現地会場 東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館7階716教室

第29回研究集会 プログラム

【小講演】
ヒトの時間栄養学・時間運動学のエビデンスの現状-代謝・内分泌系に着目して-
橋将記(東京工業大学)
 
<小講演要旨>
近年、体内時計と栄養・運動の相互作用について検討する時間栄養学・時間運動学の研究が多く報告されている。体内時計は、生体に周期をもたらす仕組みであり、体温、血圧、睡眠・覚醒サイクル、内分泌機能、代謝機能などを調節している。体内時計や生体リズムの乱れは、肥満や糖尿病のリスク因子となることから栄養・食生活あるいは運動・身体活動により生体リズムを調節することは重要である。我々は、ヒトを対象とし肥満や糖尿病予防に効果的な食事・運動タイミングを検討してきた。本講演では、これらの知見の中から代謝・内分泌機能に着目し、ヒトの時間栄養学・時間運動学のエビデンスの現状について紹介したい。

 
【研究発表】
演題1  田中瑶子(東京工業大学環境・社会理工学院)、永岑光恵(東京工業大学)
BPQ-BAにより評価された内受容感覚とストレス負荷による自律神経系変化の知覚との関連―日本語版Body Perception Questionnaire-Body Awareness(BPQ-BA)超短縮版を用いた検討―
 
演題2  中谷唯音(文教大学人間科学研究科)、石原俊一(文教大学人間科学部)
大うつ病性障害と炎症性サイトカインに関するメタ分析―IL-1β, IL-6, TNF-αを指標として―
 
演題3  森石千尋(東北大学大学院)
爪の慢性的なホルモン指標と心理社会的ストレスとの関連の縦断的検討
 

 プログラム