日本心理学会第83回大会 公募シンポジウム
身体内部状態のフィードバック ―ホルモン,内受容感覚が心的活動に及ぼす影響―
企画代表者、話題提供者 木村 健太 (産業技術総合研究所)
話題提供者 山川 香織 (東海学園大学)
話題提供者 寺澤 悠理 (慶應義塾大学)
指定討論者 大平 英樹 (名古屋大学)
司会者 井澤 修平 (労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)
話題提供者 山川 香織 (東海学園大学)
話題提供者 寺澤 悠理 (慶應義塾大学)
指定討論者 大平 英樹 (名古屋大学)
司会者 井澤 修平 (労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)
身体の内部状態は,自律神経系,内分泌系,免疫系などの生理活動が相互作用することで恒常性が保たれている。近年,これらの生理活動は,さまざまな経路を介して脳にフィードバックされ,知覚,認知,感情に影響を及ぼすことが明らかになってきた。また,このフィードバック機能の不全は,不安障害をはじめとする精神的な健康の不調と関連することが示唆されている。これらは,求心性神経やホルモンによる身体内部状態の脳へのフィードバックが,心的活動にとって重要な役割を担うことを意味する。しかし,これまでに,さまざまな生理活動から並行して生じる身体内部状態のフィードバックについて,全体像が描かれているとは言えない。そこで,本シンポジウムでは,身体の内部状態が心的活動に及ぼす影響について,統一的な見解を得ることを目的とする。