日本心理学会第82回大会 公募シンポジウム
過敏性腸症候群(IBS)の生理心理学
企画代表者/司会者 堀内 聡 (岩手県立大学)
企画者、話題提供者 田山 淳 (長崎大学)
話題提供者 菅谷 渚 (横浜市立大学)
話題提供者 濱口 豊太 (埼玉県立大学)
指定討論者 津田 彰 (久留米大学)
司会 岡村 尚昌 (久留米大学高次脳疾患研究所)
企画者、話題提供者 田山 淳 (長崎大学)
話題提供者 菅谷 渚 (横浜市立大学)
話題提供者 濱口 豊太 (埼玉県立大学)
指定討論者 津田 彰 (久留米大学)
司会 岡村 尚昌 (久留米大学高次脳疾患研究所)
過敏性腸症候群(IBS)は心理学でも関心が高い下部消化管疾患であり、腹部の痛みや不快感が繰り返し生じること、症状に伴って排便の回数や便形状の変化などを特徴とする。IBSは、心理的異常、内臓知覚過敏、消化管運動機能亢進の3つの病態生理学的特徴を有しており、生理心理学的研究がまさに求められている領域である。しかし、循環器系などと比較して、消化器系の整理心理学的研究が少ないため、その実際は心理学ワールドでは広くは知られていない。そこで、IBSの病態や治療に対して生理心理学からアプローチしている3名の話題提供者が研究例を紹介する。その後、健康心理学と生理心理学の専門家からの指定討論を通して、この領域における今後の課題や生理心理学の意義について議論を行う。