日本心理学会第77回大会 シンポジウム
抗ストレス効果を科学する
企画代表者・司会者 堀内 聡 (日本学術振興会・北海道医療大学)
企画者・司会者 井澤 修平 (労働安全衛生総合研究所)
話題提供者 岡村 尚昌 (久留米大学)
話題提供者 加藤 有一 (札幌医科大学)
話題提供者 野村 収作 (長岡技術科学大学)
指定討論者 山田 冨美雄 (大阪人間科学大学)
企画者・司会者 井澤 修平 (労働安全衛生総合研究所)
話題提供者 岡村 尚昌 (久留米大学)
話題提供者 加藤 有一 (札幌医科大学)
話題提供者 野村 収作 (長岡技術科学大学)
指定討論者 山田 冨美雄 (大阪人間科学大学)
近年、ポジティブな性格特性などの心理学的資源や、リラクセーション、サプリメントなどの抗ストレス作用・効果に関する研究が盛んである。心理学における研究の多くは、質問紙を用いて、ストレスの主観的側面を扱うことが多い。精神神経内分泌免疫学(Psycho-neuro-endocrino-immunology: PNEI)では、生体がストレッサーに曝された際に生じる神経系、内分泌系、および免疫系の変化が盛んに研究され、様々な生体反応の測定技術や研究の方法論が蓄積されている。PNEI研究のこれらの技術や方法論は、抗ストレス作用・効果の解明にどのように貢献できるのであろうか?本シンポジウムでは、生理心理学(加藤、岡村)と人間工学(野村)の分野からのシンポジストが、最近の研究成果を報告し、指定討論者(山田)は、これらの発表を応用的な視座よりまとめる。PNEIがこの領域における心理学的研究においてどのような貢献ができるのかを議論したい。