第16回研究集会

第16回の研究集会は新潟青陵大学(新潟)で開催されました。

当日は梅雨時にもかかわらず快晴で、参加いただいた多くの方々の活発な議論で盛り上がりました!

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。


はじめに、主催いただいたの宮崎先生(新潟青陵大学短期大学部)から開会の挨拶をいただきました。宮崎先生は研究集会の初めの頃から参加されていますが、主催は初めてとなりました。新潟での開催も初めてでしたので少々緊張したご様子でした。


「ラットのストレス誘発性恐怖反応増強に及ぼすHPAストレス反応系の検討」
領家先生(筑波大学)から本研究会では珍しい動物研究についてご紹介いただきました。実験プロトコルや実験の実施など、これまで当研究会ではあまり話題のなかった動物実験について詳しい解説もしていただきました。


「アマチュア楽団員のコンサート場面における演奏不安」
小川先生(早稲田大学)からは、唾液中コルチゾールを指標とした現実場面での研究を紹介いただきました。実世界での実験の面白さと難しさをお話しいただきました。


「うつ病に対する認知行動療法の脳機能に対する効果−fMRIによる検討−」
吉村先生(広島大学)には、うつ病患者に対して認知行動療法を行い、その効果を脳機能から評価する研究について紹介いただきました。我が国でも脳科学による心理療法の効果研究が進んできたことを示す内容でした。


特別企画 「日本感性工学会 而立の会(若手の会)企画発表」
今回は特別企画として、日本感性工学会 而立の会(若手の会)から5題の演題を発表いただきました。企画していただいた野村先生(長岡技術科学大学)から企画の趣旨と発表者についてご紹介いただきました。工学分野でも心理的な問題を扱っており、精神神経内分泌免疫学への期待が大きく寄せられているようです。